2023年8月にフィリピンはセブ島にあるスラムへの支援に行ってきました。

今回支援に行ったスラムは、海上スラムと墓地スラムの2箇所。
目的は、スラムの現状把握、食糧支援、交流の3つ。です。

1箇所目の海上スラムへは、2回目の支援となりました。
事前情報では大きな台風が海上スラムを直撃し、破壊されてしまった家もあるとのことでとても心配でした。。
現地では復興が進んでおり、元気な笑顔を見ることができたことや前回の訪問を覚えてくれており
ネガティブな感情よりも、安心と嬉しさが勝る訪問となりました。

2箇所目は墓地スラムと呼ばれ、中国は華僑の方々のお墓を拠点にするスラムへの支援でした。
こちらへは初めての訪問となりましたが、海上スラムよりもコミュニティーが大きく関わる人たちも多いせいか
ここで生活する子どもたちは、とてもエネルギッシュだったのが印象的でした。

どのような支援ができたら、彼ら、彼女らは貧困の連鎖から脱却できるのか。。
そもそも、その連鎖からの脱却を彼ら、彼女らは本当に望んでいるのか。。
仮にこれらの大きなスラムとそこで生活するたくさんの方々の問題を解決することができたとしても
世界にはもっともっとたくさんの問題があり、貧困にあえぐ子どもたちがいるのが事実。


20歳にして2歳の子を持つ母は、「妊娠と出産に関して私は"no choice" だった」と話してくれました。
この写真は、その母から許可を得てその子を抱っこさせてもらった時の1枚です。

"no choice"
20歳のママからその言葉を聞いた時、僕はかける言葉が見つからず、ただただママの目を見て頷くことしかできなかった。。
この出来事も一生忘れることのできない貴重な体験だった。。


まだまだやりたいことがありすぎる。